うつ病について

うつ病とは

最近ではちょっと気持ちが落ち込んだ状態でも、「うつ」という言葉を使うことが多いようです。 しかし、うつ病と一時的な気持ちの落ち込み(うつ状態)とは別物です。 うつ病は気分障害(感情障害)の一つです。 現在、うつ病で医療機関を受信する人が増えてきています。 うつ病は、誰にでも起こりうる病気で、日本人の15人に1人が、一生のうちに1回はうつ病を経験するといわれています。 うつ病は、もともと高齢者に多い病気です。 日本は、高齢者人口が、年々増えています。 そのような社会の高齢化が、うつ病の増加の理由といえます。 また、過酷な労働環境も、うつ病が増えている理由のひとつといえるでしょう。 うつ病は、悪化すると自殺を考える事もある病気です。 国内の自殺者数は年間3万人を超え、そのうち約3?6割は、うつ病だったのではないかという指摘もあります。 うつ病は、早期に発見して適切な治療を行えば、治る事の多い病気です。 うつ病のサインに気がついたら、なるべく早く医療機関を受診することが大切です。...

うつ病の症状

うつ病の症状は大きく「身体症状」と「精神症状」に分けられます。 身体症状と精神症状が、いくつもまとまって強く現れ、ほぼ毎日、2週間以上続くと、うつ病が考えられます。 身体症状とは、頭痛・頭重・食欲低下・倦怠感・体のさまざまな不調などの症状のことです。 精神症状とは、落ち込み・億劫さ・憂鬱感・不眠・集中力や判断力の低下・意欲低下・何をしても面白くないなど症状のことです。 うつ病が、さらに重症になると、妄想や幻覚症状が現れてきます。 特に幼い子供がうつ病になってしまった場合は、うつ病の症状が過度の活動や攻撃性、反社会的行動にとして表れることがあるようです。 一見うつ病に見えないので、注意が必要です。 うつ病になると、日常生活に支障が生じます。 自分では対処できないことも多いので、治療が必要になってきます。...

うつ病になりやすい人

うつ病は、「責任感の強い人」や「まじめな人」に起こりやすいとされています。 「マイナス思考の人」「気持ちの切り替えがうまくいかない人」も、うつ病になりやすいです。 性格が、まじめで責任感の強い人は、大変な仕事をかかえていても、弱音を吐かず、身も心も削るようにして頑張ってしまうので、心身の過労に陥りやすいのです。 その心身の過労やストレスが、うつ病が発症する引き金となるのです。 また、男性よりも女性の方が、うつ病になりやすいようです。 落ち込んだり、気がめいったりすることは誰にでもあることです。 このような「うつ状態」は多くの場合、数日間で回復します。 しかし、うつ状態が重く、2週間以上続いてる場合には、うつ病が疑われるので、早めに心療内科や精神科を受診する必要があります。...

うつ病の治療法

うつ病の治療は、休養をとり、ストレスを軽減するのが基本です。 それに加えて、薬物療法や精神療法を行います。 うつ病の患者さんは、心身が過労状態に陥っているので、まずは休養をとり、ストレスの原因になっていることから離れ、ストレスを軽減し、心身の過労を取り除く事が大切です。 心身の過労が長く続くと、脳内で気分や意欲を調節する働きをしている「ノルアドレナリン」や「セロトニン」と呼ばれる神経伝達物質の量が一時的に減ります。 そのことによって、うつ病の症状が現れると考えられています。 うつ病の治療では、神経細胞間の神経伝達物質の量を増やす、抗うつ薬による「薬物療法」も併せて行います。 また、うつ病の患者さんに、うつ病になりやすい考え方の癖を修正したり、病気や休養の必要性などを理解してもらう「精神療法」も行います。...

うつ病の治療中の注意点

うつ病の治療の注意点としては、回復を焦らず、担当医の指示通りに、うつ病の治療を進める事が大切です。 そうすることにより十分な治療につながります。 十分に回復するまでうつ病の治療を続けないと、再発や難治化を招きやすくなってしまうからです。 休養と薬のよるうつ病の治療で、4?6週間で8割以上の人が回復に向かいます。 しかし、再発を防ぐためには、それ以降も数ヶ月間は治療を続けることが必要になります。 うつ病が少し回復したからと自己判断で薬を止めたり、薬の量を調節したりせずに服用しましょう。 また、うつ病になったからといって、「仕事を辞める」「離婚をする」などの、人生でも大きな判断は先延ばしにすることも大切です。...



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